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19

Feb.2015

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廃校リノベーション 3331 Arts Chiyoda

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こんばんは、明日香です!

3月1日に開催されるamimono部、
皆さん、お申し込みはおすみですか〜??
私も昨年から編み続けているミトン、
いいかげん完成させないとと焦っております。
春が来る前にぜひ楽しい編み物の時間を☆

さてさて、本日はおうちのリノベーション、ではなく
「廃校をリノベーション」したアートセンターのご紹介。
施設の内容が興味深いのはもちろん、
リノベのアイディアとしても取り入れられるところがたくさんありそうです。


|| 新しいアートの拠点 × 人々の憩いの場



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場所は東京都千代田区外神田。
秋葉原やお茶の水からも歩いていける好立地に
「3331 Arts Chiyoda」はあります。

旧練成中学校を利用したこのアートセンターは、
千代田区文化芸術プランの重点プロジェクトとしてはじまりました。
地下1階、地上3階の館内には、
アートギャラリー、オフィス、カフェなどがあり、
文化的活動の拠点として利用されています。



誰でも無料で利用できるフリースペースも充実。
お昼時には近隣にお勤めの方々や
ベビーカーを押すお母さんたちで賑わい、
夕方には宿題をする子供たちの姿も見られるという
地域に根付いた場所となっています。

有名なアーティストやクリエイターだけでなく、
地域のこども達、アートに興味を持たない人、
誰もが気軽に利用できる施設なんです。

DSCF8348私の訪れた時もファミリーがお外でのんびり。


具体的に入っている施設としては、

◎オーストリアのカメラメーカー「ロモグラフィー」の日本唯一の直営店や、

◎奈良を拠点とする「Gallery OUT of PLACE」の東京支店、
 京都を拠点とする「イムラアートギャラリー」のセカンドスペースなど、
 数多くのギャラリー、

◎そして出版社「ブックエンド」や、
 以前編集長が記事で書いていたPepperの開発体験ができる
 「アルデバラン・アトリエ秋葉原 with SoftBank」、以前の編集長の記事はこちら→
 アーティスト日比野克彦さんが行っているアートプロジェクトの拠点となるスペースなどなど。

クリエイティブな感性をビシバシ刺激してくれる
たまらない空間のオンパレードとなっています。


また1Fには昼間はカフェとして利用でき、
夜には居酒屋として楽しむこともできる
「Food Lab & 居酒屋らぼ」もありますので、
1日中楽しむことができます。

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|| 古いもの × デザイン



さて、そんなクリエイティブで多様な施設を丸ごと包み込んでくれているのが、
元中学校だった巨大な空間。
(とはいえ、学校の規模的には都会の学校なのでそんなに大きくはありません)

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正面玄関部分などはかなり改装が加えられていますが、
中に入ると懐かしさも十分感じられる程度に「学校」の気配が
あちらこちら漂っています。

古い物を全部とっぱらって新しい物に変える。
それはそれで「新品、気持ちいい〜」となるかもしれませんが、
この何とも言えない情緒を醸し出してくれているのは、
昔からそこに存在していたもののおかげ。

では古いものを残しつつ、現代に合うようにするにはどうすればいいのか。

その答えの一つは「デザイン」なのだということをこの場所で感じました。
(当たり前と言えば当たり前ですが…)

元々あったものにほんの少しのデザインを加えるだけで、
ガラッと印象が変わったり、おしゃれになったり。
そんなヒントを一緒に見ていきましょ〜。


例えばここ。

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これは階段前にある水道の上の壁を使った館内マップ。
まるで美術館みたいで、すごくかっこいい。
でもよく見ると下はいたって普通の学校にある水道。
蛇口もそのままだし、いい感じにくたびれた感もありますよね。
これはこれでレトロでかわいいんですが、
ここに上部分のデザインが施されると、おしゃれ!となります。

上に貼られた文字は「カッティングシート」といって、
お店や車の窓や壁に貼ってあるのをよく見かけると思います。
小さなサイズなら数百円で注文することもできますが、
私は自分のお店でよく使用する為、小さいですが専用の機械を持っています。

このいわゆる「切り文字」「切り絵」を効果的に使うことで、
空間をおしゃれにしている所は3331でもよく見かけました。

DSCF8382たとえば階数を示すこんな表示や、

DSCF8362床にもこんな遊び心が。

DSCF8356 お手洗いの表示もこんな感じに。


ここまで来ると、白く塗った壁にカッティングシートを貼るだけで
おしゃれに感じることが判明!
そしてその部分が古いものと合わさると、
現代的かつ暖かみのある空間ができあがっています。

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個人的にこの技は皆様のご家庭でも取り入れやすいと思いますので、
次週はカッティングシートの活用法、作り方、注文の仕方に的を絞った、
「あぁ、愛しのカッティングシート」をお送りしたいと思います!
お楽しみに☆


さてさて、その他にもちょっとしたデザインを変えることで
かっこよーくなっていた所はたくさんありましたよ。

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通常よりドアを大きくし、ガラスをはめこんである、
Pepperくんのいるこの教室。
中は普通の教室なのに、なんだか一気に近未来的。


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立ち入り禁止のシェアオフィスの前には簡単な壁が立ち上がっています。
お庭の入り口とかにこんなのを作るだけで、
あとは全く変えなくても一気にお庭の雰囲気が変わりそう。


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改装できなければアート作品を置くことでおしゃれ空間にすることも可能かもしれません。


とにかくどの場所も、学校である名残は十分残しつつ、
現代風なアレンジが加えられていて、
懐かしさと新しさを同時に感じることができる素敵な空間となっていました。

「現代風でない」=「壊す」ではなく、
元々あったものをうまく活かすことで、
新たに生み出される物より魅力的なものを作ることは可能なんですよね。
これは服とか、家具とかでも一緒かも!

今回は建物を中心に触れましたが、3331 Arts Chiyodaは施設としてもとても楽しい場所です。
ぜひ皆様もお近くまで行かれる際には足を運んでみてくださいね。


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最後になりましたが、
3331とは江戸一本締めのリズムを数字で表した名前だそうです。
江戸時代から受け継がれてきたこの手締めは、
三回手を打つことが三回で合わせて九(苦)となり、
最後に「シャン」と一回打つことで苦を払い、
「九」に一画加えて「丸」になるとされているそうです。
ちなみに最初のかけ声の「イヨーオ」は「祝う・祝おう」が語源だそう。

それでは本日も皆様の素敵な一日が終わったことに感謝を、
そして明日も良い日であることを願って。
お手を拝借。

イヨーオ、
シャンシャンシャン、
シャンシャンシャン、
シャンシャンシャン、シャン。

ありがとうございました。
おやすみなさい!

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3331 Arts Chiyoda
〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目11-14
TEL:03-6803-2441 / FAX:03-6803-2442 / E-MAIL:info@3331.jp
HP:http://www.3331.jp

WRITER

明日香


副編集長
カフェナナツモリオーナー



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