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14

Apr.2017

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スウェーデン旅行旅日記
「5日目 レットヴィーク、存在しない宿と幻のピザ」

前回までのお話>

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スウェーデン10日間旅行中の閑香とY子。
スウェーデン南部を旅した後、
中央部ウプサラに戻ってきました。

カップラーメンで負ったやけどの傷はやや悪化気味。

今日は湖の近くの田舎、レットヴィークを目指します。
5分で読める旅日記、はじまりま〜す!



花kei2
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5日目SW
おはようございます。
昨夜は12時すぎに寝たと思う。
そしてAM8時起床。
ごろごろして8時頃起き出して用意。
9:30頃ロビーに降りてチェックアウト。

このホテルは駅まですごく近いのがよかった。
10:00頃ホテルを出てほぼ目の前の駅へ。
10:24の電車まで少し時間があるのでスティックパンを頬張る。

電車が来て乗り込む。
毎度ながら電車に乗る際スーツケースを持ち上げるのがすごく大変。

ここからレットヴィークという町に向かいます。
レットヴィークはダーラナ地方という地方(県)にある小さな町。

ダーラナ地方は、美しい自然とスウェーデンの古い伝統が守られている地方である、
そしてなにやら民芸品が多そう、という事前情報を元に、
ここはぜひ、ということでルートに入れた。

mapdarrana

私たちは今回レットヴィークとレクサンドをチョイス。
またいつか他の町にも行ってみたいな。

スウェーデンに旅行される方は、短期間でも是非ストックホルムと
このダーラナ地方のどこか一つの町に行くことをおすすめします!

黄色破線
さて、悲しいのがお天気が悪いこと。そしてお腹がすいていること。
ピザ食べたい。

スーツケースを置く場所が埋まっていたので座席に持ち込むこととなりすごく狭い。

2時間半という中途半端な移動時間のため、寝るに寝れず逆に長く感じる。
前に座っている赤ちゃんがニコニコこちらを向いて笑っていてかわいい。

でも斜め向かいのなんとなく大学の先生っぽいシャキッとした白髪の女性が、
なにやらおいしそうなサラダを食べていて羨ましい。
さらに隣の子連れファミリーがマッシュポテトとハンバーガーを食べ始めて、
うーよだれが・・いいなあ・・
でもレットヴィークに着いたら絶対おいしいもの食べるもん!!

車内で読書。その中の一文、
「あの人は悪気はないから許してあげてと言われることがあるが、悪気があっていいからやめてくれと思う。」
という箇所に首を大きく(心の中で)振った。

はてさて、そうこうしているとようやくレットヴィークに到着。
どんより曇り空・・うーむ・・・

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まずは駅前のインフォメーションへ入る。
明日レクサンドへ向かう電車とバスの時間を聞く。
前回の苦い経験を生かして時刻表を見るのではなく人に聞くのだ。

無事教えてもらえて、ホテルを目指す。かなり近いはず。
storagatan17という住所の「Hotel Rattvik」というホテル。

storagatan通りはすぐ見つかり、このへんかな・・?というところまで来たのだけど、
看板も何も見当たらない。

近くにあったお店の人に聞くと
「たぶんだけど・・この裏に周ってエレベーターで上がったらあると思う!」との返事。

確かに裏に周れる道はあったので裏側へ。
でも「Hotel Rattvik」は全く見当たらない。
試しにその建物の裏のドアから入ってみるも、普通のアパートのよう。
どうなってるんだー!!

やっぱりここじゃないのかな・・?と一旦出て周りをうろうろ。でもやっぱりない!
17Aと17Bはあるけど、肝心の17がない!!
狐につままれた感じ。
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これは一回インフォメーションに戻ろう!
とスーツケース引きずりながらインフォへ。
聞くとホテルに電話してくれた。

するとやはり先ほど私たちが見ていた17Aの建物の裏から入って、エレベーターで上がるとのこと。
でもチェックインは15:00からと言われた。(この時14:00)

うーん・・腑に落ちない・・・
でもたしかにあの建物だという確証は得れたので
再びごろごろとスーツケースを引きずって17Aへ。

いやでもどこ?何階?わからん!!

途方にくれていると、建物の住人らしきおじいちゃんが声をかけてくれて、
やっぱりここだとのことで、エレベーターに乗るよう促してくれた。

言われるがままにエレベーターに乗り、2階で一回降りて、
さらに上へ階段で行くように言われたので、階段を登ってみると、
おお!なんとなく宿っぽいところが!!
でも閉まってる。

インターフォンをならすとおじさんが出てきて、
オーナーは今いないから電話する、と言って電話してくれた。
すると15:00に戻るから待っててくれとのこと。

後ほど分かったことだが、このフロアは半分がシェアオフィスでもう半分が宿のようで、
電話してくれた人はオフィスを使用しているうちの一人だったよう。

ていうか、書いてる名前が「Hotel Rattvik」じゃない!!
なんか全然違う名前書いてる!!
どういうことだよ!!と怒りがこみ上げてきた。
おかげで永遠にたどり着けないかと思ったではないか。

まあしかしとにかくここなようなので、
スーツケースを置かせてもらって外へ。

サーモン点々

とりあえずお腹すいたよーーー!!


そもそも宿を探している時からお腹がすきすぎて気分が悪かったくらいなのだ。

二人ともピザが食べたいという気持ちで一致していたので、
すぐ近くのスーパーに併設しているピザ屋に入ってみることにした。

壁のボードにメニューがあって、
こんな感じでスウェーデン語(?)で書かれていた。

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これって・・下の70SEK(約1200円)のやつがランチか何かで、
FISKなんとかってやつにピザとサラダと何かがついてくるセットってことだよね・・?
お得!!
ってことでこれをオーダー。

念のため「ピザもついてくる?」と聞くと「Yes!」と言うので一安心。

・・・と思ったらまずさっとカウンターから渡されたのが、
お米に魚の焼いたようなのをのせてソースをかけたもの・・・
ん?
それに缶ジュースとサラダバーをとれ、みたいなジェスチャー。
えーっと・・ピザ・・くるんだよね・・?後からくるんだよね・・?

ひとまず席についてその魚のやつを食べてみる。
なんかカレー味・・?
なんとも異国情緒のある・・どことははっきり分からないけど今まで行った国でこういうの食べたことある・・みたいな味。

そして下のご飯の不味さ衝撃!!
サラダバーの玉ねぎとコーンはおいしい。
一緒にあったパンもまあまあ。
img094

それはいいけど・・
ピザ・・くるよね・・?今焼いてるんだよね・・?

と希望を持って待ちに待ったがついにピザはこなかった・・・
ショック・・・

Group1のピザの種類が書いてあるメニューを見て
どのピザがいいか二人でウキウキ相談までしていたのに・・
満を持して70SEKという大金を払ったというのに・・
ピザ・・・ピザ・・ああピザ・・・涙

悲しい、悲しすぎる!
さっきの私たちのウキウキ返してくれ・・!
自分たちの英語能力のなさが招いた悲劇とはいえ
悲しいし恥ずかしくなんだか惨めだ・・ううう・・・

ホテルが見つからないことといい、ピザの一件といい、
気分的にヨーロッパを旅しているとは思えない。
天気まで悪くて、なんだかもうレットヴィーク嫌いになっちゃうぞ。

予想したところでは、さっきのメニューは、
上のどれかにサラダついて70SEKですよ、ってことだったのかな。

じゃあなぜFISKなんとかだけ大きく色まで変えていたのか。あの書き方・・
日替わりメニュー推しでそうしていたのかもしれないけど、紛らわしいよ!!
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悔しいけどしょうがないのでせめてものコーヒーを飲んだ。しくしく。

青色点々
暗い気持ちでピザ屋を出て、チェックインしにホテルに戻る。

よく似た入り口が二つあったようで、
そうとは知らずさっきと同じ入り口から入ったつもりだったものだから、
宿のフロアに着いた時の景色が先ほどと微妙に違うことにまたもやパラレルワールドに紛れこんだかと
一瞬パニック(特にY子)になったけど、
そうではなくて、中からオーナーが出てきた。

このオーナーが・・・
とっても感じが良かった。

なにやら歓迎ムードで優しく部屋に案内してくれる。
名前の件についてチクリと言ってみるも、
「大丈夫大丈夫〜」といった様子でこちらの気持ちは伝わらず、
でもその優しい笑顔にもうどうでもよくなってきて、

そして案内された部屋は昨日と大違いの、
ちゃんとした広さの明るくかわいらしい部屋で、一目で気に入ってしまった。
窓からは湖も見える。

なんか・・いいかんじ・・!!

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共同キッチンもあって自由に使っていいみたいだし、
シャワールームも親切に案内してくれた。
すっかり諸々の苛立ちはおさまり、なにはともあれ良しとするかーってな気分に。

少し休憩して外出することに。

まずはすぐお隣のスーパーへ。
なかなかの品揃え。
この旅、初スーパーなので楽しい。
これはいいね、ってものが結構ある。

そして見つけました!イースタの宿で食べて買って帰ろうと思ったレモンカード!
あとガイドブックで見かけていたエビのペースト。
そしてかわいらしい紅茶などなど、いいなあと思うものがいっぱいあり、
ちょっと重いけどもう買っちゃおうということに。

他にもペーパーナプキンや旗のつまようじなども。

冷凍食品コーナーへ行くと、ピザもあり、
ああピザ・・悲しい気持ちが思い出され顔が曇るも、
明日これをお昼ご飯に食べよう!ということで満場一致。
楽しみになってきた。

スーパーを出て向かいの本屋へ。
サーモン点々
この本屋がまたかわいいものいっぱいでワーオ!となる。

かわいいポストカードや地図などもある。
中でもお値打ち品は1SEK(17円)のダーラナポストカード。
破格!!

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キャーキャー騒ぎながら見ていると
さっきまで気配すら感じさせていなかった店員さんが
「May I help you?」と声をかけてきたので
「No problem tanks!」みたいに返すと、
「ナニカ、オテツダイシマショウカ?」と突如日本語を話したのでまあびっくり!

「えーー日本語話せるんですか!?」と聞くと
「ハイ、トウホクダイガクに1ネン、イッテマシタ」とのこと。
ほおーー、なんだか嬉しいよ!

黄色破線
ポストカードなど購入して、しばらく歩いていると
「自然と芸術の博物館」があった。
外観からしておしゃれ・・

思うにやっぱりこういう建築やインテリアにセンスのある国民性なのだろう。
ダサくしたくてもできないに違いない。

こじんまりしながらも木の温かみとスタイリッシュさを兼ね備えている。
中に入ってみよう。
なにしろ無料なのです・・!

中は「絵の展示コーナー」、「図書スペース」、「自然についての解説コーナー」の
大きく3つに分かれている模様。

絵のコーナーは正直あまりよく分からず、
2、3枚はかわいいのがあったかなという感じ。

しかしその入り口でおじさんが布の端切れをひもにして、織物にしていて、
その織り終えたものがロール状にたくさん畳まれており
ぐっと惹きつけられる。

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これは・・なんだろうか・・と思って見ていると、
おじさんが声をかけてくれて、
「これは桟橋に引く布だよ」と教えてくれた。
え・・!桟橋に・・!?

そうここレットヴィークには湖に延びる、ながーーい桟橋があって、
それも見たくてここに来ることにしたのだけど、
あさって6月6日は国民の休日で、その日にこの織物を桟橋に引くらしい・・!
その長さなんと625メートル・・!すごい〜〜!!

それめっちゃ見たかった・・さぞかわいかろう・・
でも私たちはあさってはもうレットヴィークにいないのだ・・
残念〜〜!!

さらにその奥の「自然についての解説コーナー」はとっても好みだった。

地球の成り立ちやら北欧の生き物についてやらが、
かわいいパネルなどで解説されている。
動物の頭蓋骨や卵の展示、苔の展示など見応えがありかなり有意義だった。

最後の図書スペースもおしゃれで、
町にこんな図書館があるなんていいなあと思った。

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出口のちょっとしたショップコーナーでアメジストが売っていて、
妙に惹かれ、これも何かの縁かなと思って購入した。

大満足で博物館を後にして、通りに出るともうほとんどのお店が閉まっていたのでホテルに戻った。
19時前。
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ホテルはやっぱり快適で、Y子とのおしゃべりも弾み、
男女の信頼関係について(嘘はありかなしか?等)熱く語り合った後、
お腹が減ったのでカップラーメンを食べ、日記にも手をつけて、
気づけば夜の1時前。

本日は前半は散々でしたが、後半盛り返して良い1日でした。
明日は晴れますように。

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ースーパーで買ったものたちー
(KOBBSって知らなかったけどスウェーデン最古のお茶会社らしいです!)


tuduku5SW

WRITER

閑香


特派員
時々旅人、時々写真家



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