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27

Nov.2015

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インド旅行旅日記
21日目 ジョードプル散歩。私が旅を続ける理由。

タイトル
  <前回までのお話>

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インドを旅する閑香とY子。

ただいま西インド、ジョードプル。
ブルーシティーと呼ばれる青い街。

旅にも慣れて調子にも乗り出した二人ですが、
今日も懲りずに自分たちの感覚を信じて、
のんびり散策。

素敵なことが起こりそうな予感・・・



5分間の旅日記、はじまりま〜す!

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21日目
おはようございますナマスカール。
8時に目覚ましを合わせていたけれど、
9時前に起床。
今日は風が強くて、
窓を開けてもバタバタすぐ閉まって開けられない。

朝はいつも停電しているので、暗い中着替える。
この部屋は窓が3つもあるというのに、
なぜこんなに暗いかというと、
なぜか窓に色を塗っていて光が入ってこないから。

用意をして屋上レストランへ。
ハニートースト、チーズオムレツ、チャイ。

オーナーがやってきて、
「いつジャイプール行くんだっけ?もうバスのチケットとった?」と聞いてきた。
いや昨日あんたに頼んだじゃん!!

「えーっと昨日お願いしたはずでは・・・」と言うと、
「あ〜そうだったごめんごめん〜モンダイナ〜イ!」と。
もー頼むよ〜〜

黄色点々
朝ごはん食べて外へGO!
今日は宿より北、フォート方面へ行ってみます。
昨日は南で迷子になったので。

こちらはやや青い壁が多い。

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歩いていると、またもやミラー刺繍のお店。

通り過ぎようとすると、
店先にミラー刺繍の布で作ったポーチが!


ポーチ!この旅で初めてポーチを見た!

あ〜ポーチだ〜と見ていると、
中から男の人が出てきて、
中にある布で好きなポーチ作ってあげるよー、
ほら中へ中へ、
と言うので入っていく。
中にはミシン。

この男の人が縫ってポーチにしてくれるみたい。
それいいかもー!!
布を見せてもらうとかわいいのがいくつかある。
値段を聞くと格安!

それにしても他の店ではポーチ見ないのになぜこの店でだけ、
という疑問の答えはすぐ明らかとなった。

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それというのは、かつて日本人のモモコさんという方が、
このお店にミラー刺繍を教えてほしいと来たらしく、
(この男性は布を縫うだけではなく、ミラー刺繍そのものもできるようで
しばらく習って日本に帰国したのち、
民芸布で作られたポーチなどが載っている雑誌を
送ってくれたらしいのだ。

それを見て、こういうのを作ったらいいのかと、
見よう見まねで作り出したとのこと。

モモコさん・・ナイスアドバイス!!
めっちゃ正しいですそれ。

黄色点々
ポーチ制作をお願いして、
私たちはフォート(城壁)に行くことにした。

坂道をどんどんあがっていくと、フォートが見えてきた。
見晴らしがとてもいい。

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フォート前の駐車場に到着。
ジャイサルメールと違い、ここの城壁内には宮殿があり、
王室などが見れるミュージアムとなっているのだが、
すみません、興味がないのでパスします。

眺めのいい駐車場でまったりする。
ふー気持ちがいい。

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インド人のおじさんに話しかけられ、少し談笑した。
インドでは女の子が一人で街に行ったりするのは考えられないし(必ず両親と)
近所の市場に行くだけでも、
親がどこに行くんだ、早く帰って来いとうるさいものだよ、
と教えてくれた。

私たちみたいに女二人で外国に来るなんて
理解できない!と言っていた。

改めて、同じ時代なのに住む場所によって
こんなにも差があるのだなあとしみじみ。

さてゆっくりしたので下に降りよう。
こうしている間にもポーチができていっていると思うと、
なんだかお得な気持ち。

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布屋さんに行くとまだ全部はできておらず、
のんびりミシンをかけていた。
できているのもある。
かわいい〜♡

中に彼の友達もいる。
店内の床に座って待たせてもらうことにした。
「私たち暇だからゆっくり作ってねー」と言う。

遊びに来ていた友達は、教育心理を大学で学び、
今はカウンセラーのようなことをしている、とおそらく言っていた。
今日は土曜だからお仕事お休みなのだろう。

私はポーチを3つお願いしてたのだけど、
やっぱりもうちょっとほしい!とさらに追加オーダー。
そして待ちながら日記を書く。

ポーチを作ってくれている青年の名前はタラ。
ヒンディー語で「星」という意味だそう。

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店内でかかっている音楽もうるさくなく、いい感じ。

しかもY子によると、
私たちが最初店に入ってきたとき、
さりげなく音楽のヴォリュームを下げていたというから、
モモコさんが刺繍を習うのに彼を選んだ理由も分かる。

私たちはミラー刺繍の端切れに囲まれながら
もくもくと日記を書き、
タラちゃんはもくもくとミシンをかける。

ぺたりと腰をおろした床はひんやり気持ち良く、
なまあたたかい風が時折ふわりと入ってきて頬を撫でる。
ふと顔をあげてタラちゃんと一言二言かわす。

それはとても心地よい時間。

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ジャイサルメールでハナちゃんに
「なぜそんなに旅に出るんですか?人との出会いですか?」
と言われて言葉につまった。

目的は新しい出会い・・・ではない。
もっと個人的なことなのだけど、
結局うまく言えなかった。

でもこういう瞬間に出会えた時に思うのだけど、
旅では、何かが”変わる”のではなく、
”思い出す”という気持ちに近い。

何を?何かを、
思い出すなあ・・と思うのだ。

ああ、忘れていたけど、また思い出せた、と。

知らない場所、初めての場所でこそ、
知っているものを見つけやすい、
とでも言えばいいのだろうか。

日本での日常は、
知っているものばかりにあふれていて、
その見つけたい何かを見つけるのがきっと逆に難しいのだ。
きっと「それ」は日常にもあるはずなのだけど。

ダイヤ

てなことを考えていたらタラが飴をくれた。
「疲れてない?」と聞くと
(急に大量のポーチの発注がきたわけだし)
「全然!」と。

でも今日は5時に起きたらしい。

彼はここから1時間半くらい離れた小さな村に住んでいて、
そこに家族と奥さんと6ヶ月の子供がいる。
毎朝5時に起きて、家の用事(掃除とか壁の色塗りとか)をして、
8時にごはんを食べて、シャワーをあびて、
10時くらいに家を出て、1時間半かけてこの店に来る。

さっきいた(いつの間にかいなくなった)友達が、
この場所の持ち主で、
彼からここを借りてお店をしているらしい。

「街は騒がしいし、お金はたくさんはいらないし、
シャンティが一番なんだよ」とタラ。

タラは、シャンティ=平和って言っていた。
「シャンティシャンティ」と唱えるように、優しく。

しかも自分のノートに
ダライ・ラマの「The meaning of life」から抜粋した言葉を
メモしているのを見せてくれた。

ブッディストなの?と聞くと、
「一応ヒンズー教だけど、宗教は関係なくて、
神様は自分自身の中にいて、
お寺や教会に行かなくてもいつでも祈ることはできるから。」
みたいなことを言っていた。

なんか・・・本当に当たり前なのだけど、
インド人もいろいろな考えの人がいるよね・・。

そうこうしてたら、
奥さんが作ってくれたお弁当(チャパティとカレー)を出して、
自分も食べて、私たちにも分けてくれた。

玉ねぎとかぼちゃのカレー。
おいしい・・・ありがとう。。
さらに直後のチャイまでごちそうになってしまった。
ありがとう・・。

ポーチも完成しました!

_MG_2800これが
_MG_2802こうなった

わーい!かわいい〜!!

しかもそれをサリーの端切れで作ったかわいい袋に入れてくれた。
ありがとう〜!!

メアドを交換してバイバイする。
破線

さて、随分長居してしまった。

お次は時計塔の広場へ。

うちの宿の屋上に
サリーをカーテンのようにかけていてかわいいので、
私も欲しいのです。

広場に行くと
早速道にサリーを広げている女性達が。
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何気に見てみると、
鳥の刺繍のかわいいのがあったので、1枚購入。

しかしずらーっと女性が並んでいて、
あまりにもガンガン勧めてくるので、逆にひいてしまい、
もう疲れたので帰ることにした。

宿に戻る。

ダイヤ3

宿に戻ると
ちょうど目の前を通った日本人女性を
うちのオーナーが呼び止め、
流れで3人でお茶することになった。

テラスでパインジュースを飲む。

一回フォートに行ってくるという女性を見送り、テラスでのんびり。
1時間ほどして女性が戻ってきて、おしゃべり。

4ヶ月のインド旅行で
前半1ヶ月半はリシケシュ(ヨガ発祥の地)でヨガをしていたとのこと。

私たちはチーズとほうれん草のカレーを注文し、
女性はマカロニイタリアンを注文したのだが、

昨日の朝の「なぜか部屋を見せられる事件」の
ぼんやりした従業員に言ったせいで、
マカロニイタリアンが通っておらず、

もう一人のしっかりさんに言うと
「ごめん!!10分で作るから!!」と頼もしく言い、
たしかに13分で持ってきた。

女性とさよならして私たちはテラスで食後のチャイ。
そこにオーナーがきて、
地球の歩き方の投稿ページを広げ、
ここで書いてくれと言われる。

ならば真実を全て書いてやろうではないか、
と意気込んでペンをとるも、
いざ書こうとすると、
とりたててわざわざ書くほど嫌なこともなく、
「テラスが気持ちがいい」
などわりと褒めて書いてしまった。

その後3日分の飲食代清算で少しもめたが、
結果少し私たちが得する形でカタがついたので良かった。てへ。

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お知らせです。

私田中閑香の個展を11/30より大阪で開催します。
お近くにお立ち寄りの際はぜひお越しください!

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田中閑香写真展
「誰のものでもない全ての」

2015.11.30(Mon)-12.5(Sat)
場所:gallery&space SIO

open : AM12:00 – PM19:00(12/5は一般観覧は16:00まで)

adress : 〒542-0081 大阪府大阪市中央区南船場1-3-26
長堀橋駅 1番出口より徒歩5分
松屋町駅 1番出口より徒歩5分

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フライヤー800px


WRITER

閑香


特派員
時々旅人、時々写真家



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