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Oct.2015

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インド旅行旅日記
16-17日目 This is India. 寿司詰め列車18時間。

タイトル
  <前回までのお話>

india-map3
インドを旅する閑香とY子。

まさかの首都デリーをスルーして、
目指すは砂漠の街、ジャイサルメール。

今回一番行きたかった場所。
しかしそう楽にはたどり着けません。

この旅最後のふんばりどころか・・!?

  本日は、16日目と17日目を2日分お届けします。
  少々長めではありますが、ぐぐっと一緒に長距離移動してください!

5分間の旅日記、はじまりま〜す!

kei_013
_MG_2460
16日目
おはようございます、ゴホゴホ。
ぶり返した風邪。

12時にチェックアウトし、荷物を置かせもらい、
安宿街へごはんを食べに繰り出す。

CLUB INDIA CAFEというところにした。
日本食がなにやらいろいろあるらしい。
テラス席に。

いつもながら悩みに悩み、オムライスをチョイス。
Y子はあんかけそば。

オムライスにケチャップで「Y子 しずか in India」と書いた。
味も家オムライスの感じでおいしかった。

しばらくそのお店でのんびり。
まわりの西洋人がオムライスに興味津々で、
「それは何?」と聞くので、
オムライスだよ!と教えてあげる。

これ、思えばどこの国の人でもおいしいって言いそうな味。
オムライス

黄色点々
店を出て、ミラー刺繍の端切れを少しだけ買って、
ホテルに戻る。

バックパックを引き取って大通りへ出ると、
なにやらパレード真っ最中なようで、
ふるまいカレーやふるまいジュースが行われており、長蛇の列。
お祭りかな?

すいている道に出て、リキシャをひろい、
オールドデリー駅という駅へ。
意外にも遠くて50分くらいかかった。
排気ガスで胸が苦しい〜〜〜

駅はやはりカオス。
の群れ。
ホームがどこかわからない〜〜
荷物重い〜〜

とフラフラ駅構内を歩いていると、
インド人のおじさんに「どこいくの?」と聞かれたので、
「ジャイサルメール」と答えると、
「10番ホームで17:30発だよ!」とすかさず教えてくれた。

電車マニアなのかな?
とにかくありがとう。
破線
10番ホームにはジャイサルメールに行きそうな
西洋人バックパッカーが2人いたので、
一応一声かけておいた。

するとやはり17時すぎ、
やっぱりこっちのホームみたいだよ、と
向かいのホームに来ている電車だということを教えてくれた。

助かったー。
声かけとくもんです。

119405
みなさんも異国の地で電車に乗るときは、
周りの人に行き先を行っておきましょう。

なぜかいつも、直前の変更に私たちだけ気付かず、
他の旅行者は気づいているということが往々にしてある。

教えられた電車に行くと、
入り口のドアに名簿が貼られており、
私たちの名前もあり一安心。
(このチケットはダージリンの駅で予約したもの。)

寝台

今回は3段ベットの一番上(upper)を指定していた。

一番上だし、足ものばせるし、いい感じ〜!
すいてて人もあまりいないしよかったー。

もはや移動するホテル!最高!
(・・とこのときはまだご機嫌だった)

しかし頭がガンガンと痛い・・

とりあえず薬を飲もう・・
と風邪薬(無駄と知りながらも)を飲むと、
しんどさもあいまり、
まだ6時だというのにすーっと眠くなった。
点々
3時間ぐらいぐっすり寝たようで、
夜9時頃一旦目が覚めた。
まだしんどい。

でも着くまであと15時間くらいあるし、
ずっと寝てればちょっとは楽になるかもなー
と夢うつつの中、ぼんやり思う。

異変に気付いたのはこの頃だっただろうか・・

どこかの駅に止まったときにえらく外が騒がしく、
わーわーいっている雰囲気。
なんだろう・・こわい・・
暴動とかだったらどうしよう・・

と思いつつも寝たまま様子をうかがっていると、
なにやらぞろぞろと人が私たちの車両にいっぱい入ってきた・・!

私たちの下のベッドも空いていたのだけど、
そこにも人が。
それにしても多い・・えらく乗ってくる。

しかも超うるさくて、わーわー言っててすごく嫌!

うつらうつらしながらも様子を見ていると、
どうやら、本来普通車(寝台車ではない一番下の車両)
のチケットしかもっていないのに、
そちらが満員で、勝手にこの車両に入ってきて、
好き勝手座っているようなのだ。

床にまで人が寝だしている。

水色点々
そして夜中12時頃、
あまりにもうるさくて目を覚ますと、
さっきよりめっちゃ人増えてるーーーー!!!!

しかも若い男ばかりで車内はぎゅうぎゅう。
ところ狭しと男が座っているではないか。

そして私のベッドの先にも人座ってるしーー!!!
どういうこと!!!

電車もなぜかずっと止まったままで、
みんなめーーーーっっちゃしゃべっていて、
本当にうるさく、暑苦しく、空気のよどみっぷりが半端ではなく、

苦しすぎる!!!

あげく私は風邪のしんどさがピークを迎え、
意識が朦朧とする中、
「静かにして」っていっても全然してくれない。

起き上がって鬼の形相で睨みつけると、
一人ちょっと気の優しそうな男が「What’s ploblem?」と言ってきた。

問題だらけじゃ〜〜〜!!!!
だいたいなんでここに乗ってんだよ!!
寝台のチケット持ってないだろ!金払え!

と言いたいけど、言う気力もなく、
なにしろ敵が多すぎる。
車両中、隙間なく男たちが座っているのだ。

あげく深夜だというのに、
携帯電話で音楽を流し始める奴までいて、
どこまでずうずうしいんだ、と超むかつく。


辛い・・そして怒りで腸が煮えくりかえりそう。

断りもなく私のベッドにまで座っていることもさることながら、
この乗車態度、品のなさに猛然と怒りが。

無賃乗車という立場ならせめてもう少しおとなしく
申し訳なさそうにできないものか。

うるさすぎて吐きそう・・・

そしてその一方ですごく体がしんどい。

何もかも最悪だ。
インド人も最悪。
これが一般的なインド人ならインド人なんて大嫌いだ。
こういうことがまかり通っているインドも大嫌いだーーー!!

しんどすぎる、しんどすぎる、
と気が狂いそうになりつつ、
足元に座るインド人を軽く蹴りつつ、
でも蹴ることで触ることになるのでそれは嫌というジレンマを抱えつつ、

とにかく布をかぶって寝ることに集中。
苦しいよ〜〜〜


17日目
悪夢の夜を経て、朝6時頃
早すぎる点灯。眩しい。

奴らはまだ騒いでいる。もう嫌・・・

しばらくしてどこかの駅に停車し、半分ほどが降りていき、
私のベッドに座っていた男も降りたのだけど、
また代わりに別の男が座ってきた。

私が足をのばしていると、
「もうちょっと足曲げて」ってなことを言ってくる始末で、
なんでなの!?どういうことなの!?

しかしながら、私の体調は深夜辛さの山を越えて、
今少し楽になっているような気がする。

そうこうしているうちに朝10時
ようやく男たちが全員はけ、
私たちの車両に静寂と秩序が戻った。
長かった・・・。

再び眠る。
正午12時
みんな降りている。
ついにジャイサルメールに着いたようだ。

やっと着いた・・・。
18時間の移動。
疲れた・・・
黄色点々
ホームをえっちらおっちら歩いていたら
「トウキョウパレス?こっちこっち!」と声をかけられ、

特に予約もしてなかったのだけど、
行こうと思っていた宿の名前だったので、
言われるがままに着いていくと、
他の日本人を迎えに来た車で乗せて行ってもらえることになった。

ラッキ〜。

インド人運転手と日本人女性スタッフさんもいる。

この「東京パレス」は、
日本でインド料理屋をしているオーナーが
故郷ジャイサルメールに建てた宿。

コストパフォーマンスがいいと評判だったのだ。
運転手と思っていたインド人は、オーナーのマタールさんだった。
いつもは日本にいるが、たまたまインドに帰ってきていたよう。

車には他にも日本人3人が乗っていて
みんな楽しそうにおしゃべりしていたが、

私とY子はとてもじゃないけどおしゃべりできるコンディションではなく、
ひたすら無言・・・
破線
そして宿に到着。
噂通りきれい!!

スタンダードルームが満室とのことで、
オーナー直々、デラックスルームをスタンダードの価格で
というありがたいお申し出。

ダイヤ

そんなわけで、電車を降りてから何一つ頭を使わず、
気付いたら体が「東京パレス」のきれいな部屋に・・!

とにもかくにも到着して嬉しいーー!!
そして部屋がきれいすぎるーー!!!

幸せをかみしめつつ、24時間ぶりくらいのトイレに。

ロビーでウェルカムチャイをいただき、
キャメルサファリ(砂漠の街なので)をおすすめされたけど、
既に何回かキャメルに乗ったことのある私たちは丁重にお断りした。

その後シャワー、そして洗濯!
ベランダもあるこのお部屋。
幸せ幸せ。

洗濯も終え、一息着いたので、
ばんごはんを食べに屋上のレストランへ。

_MG_2334
ここジャイサルメールは城壁のある街で、
「東京パレス」は城壁の外にあるのだが、

屋上からは城壁(フォートと呼びます)も見え、
ちょうど夕暮れで
反対側にぽっかり赤く丸い太陽が沈んでいくのが見えた。

_MG_2326

屋上テラス・・風が心地よい。あー幸せ・・・
昨夜からの不快爽快の差が激しすぎて戸惑うほど。

さてオーダー。
今日はカレーと決めていた。
チキンカレーとパニール(インドのチーズ)のカレー、そしてバターナン。

なんとサービスでお味噌汁が!
おいしい〜

チキンもパニールもどちらもおいしかった。
パニールはチーズというより豆腐に近い。
カレー

運ばれてきたナンがやはり、
日本のインド料理屋で食べるようなふわふわのナンではなく、
薄いタイプのものだったので、
「日本で見るようなナンはインドにはないんですか?」
と聞いてみると、

「あー少ないですけど、あるにはありますよ〜
タンドリーチキンを焼く釜で焼くので、
タンドリーチキンのあるところじゃないと、あーいうのはないですね〜」
とのこと。
なるほどー

ところでここのオーナー、マタールさん、
日本語がペラペラで、とても感じがよく、
しかもオーナー然としてなくて、
いつも笑顔で、さすが、といったかんじだ。


今日はゆっくり寝て、
明日はジャイサルメールを散策しよう。
おかげさまで風邪はだいぶマシ。

電車での悪夢は、当然Y子も
通路を挟んだ向こう側で同じ苦しみを味わっていたわけだが、
うるさくて全然寝れなかったらしく、
ぐーすかぴーすか眠り続けている私のことが
とても羨ましかったらしい。

ある意味風邪でラッキーだったのかも・・

tuduku

WRITER

閑香


特派員
時々旅人、時々写真家



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