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28

Aug.2015

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インド旅行旅日記
7-8日目 28時間耐久移動<後編>

タイトル
  <前回までのお話>

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バラナシを目指して
ダージリンを出発した閑香とY子。
その道のりは長く厳しい。

ジープと夜行バスを乗り継いで、
ただいまパトナー州のDANAPUR駅という駅にいます。
ここから電車に乗ればバラナシに着くはず!

電車を待っていたら「インタビューしたい」とインド人に声をかけられた・・!



  5分間の旅日記、はじまりま〜す!
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7-8日目 後編
戸惑う私たちに、謎のインタビュアーは
ぐいぐいといろいろと質問してきた。

「インドについてどう思いますか?」
「この後どこに行きますか?」など。
写真もパチパチ撮られた。

何かに掲載されるのだろうか・・
「パトナータイムス」とか・・?

朝は肌寒かったのに、すっかり日が差してきて暑くなってきた。
その後もホームに座り込んで電車を待つ。
しばらくすると取材の人がまた戻ってきて、
再度いろいろ質問された。

黄緑点々
スイス人の彼らが、このホームではなく隣のホームのようだと言うので
信じて付いていく。
隣のホームにはもう電車がきていた。

私たちは皆、2等自由席なので、その車両に乗り込む。

隣が空いている女性に、座っていいですか?と聞くと、
あっち行ってといったようなジェスチャーをされたので、
この車両ではないのだろうか?
と車両を変えようとしたところに救世主現る。

貫禄のあるヒゲのおじさんが
「大丈夫、君たちの切符はこの車両用だから、好きなところに座りなさい。」
と教えてくれた。
「あっちは寝台席だから勝手に行くと罰金だよ」とのこと。

そして自信満々に何かカードのようなものを取り出し、
「これが何に見える?」としたり顔。

見ると「ツーリストポリス」といったようなことが書かれた免許のようなもので、
よく分からないけど、「俺は信用できる男だ」と
自身に満ち溢れているその様子を信じることにした。

黄色破線
Y子と向かい合わせの一人席に座る。

なかなか動かない。
暇なので、荷台に座る女の子をスケッチでもしてみた。

結局出発したのは12時。

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斜め向こうに座った先ほどのおじさんは
スナック菓子を分けてくれたりと優しい。
ベビースターラーメンのようなお菓子をもらった。

窓を開けると風が入ってきて気持ちがいい。

それに窓の外の風景がなかなか良く、
広々と続く緑の田んぼや畑、
そして菜の花の黄色があちこちに広がっていて綺麗。

その中で子供たちがのんびり遊んだり、大人が畑仕事をしたりしている。

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気持ち良くなってうとうとしていると、おじさんに
「Don’t gets sleep! ok!?」と注意される。
スリに合わないためだ。
でも眠い・・・

駅に止まる度に人がどーーーっと乗ってきて、通路にも皆座り込んでいる。
たしかに油断は禁物だ。

いくつか目の駅でおじさんは「ここで降りるから」と降りて行った。
最後に「手荷物にはくれぐれも気をつけるように!」と念を押される。
はーい!!ありがとう!!

「バラナシには15:30頃着くよ」と教えてくれた。

オレンジ点々
いいかげんお尻も痛くて限界・・
でもあともう少しで着くと思うと嬉しい。
15:30頃「ムガールサライ」という駅に到着。

ここはバラナシの一つ前の駅で、バラナシ駅よりも大きい駅。
ここに着く夜行列車も多く、本来ならば私たちも
NJP駅からここムガールサライ駅までの列車に乗りたかったのだ。

まあでもせっかく普通列車に乗っていることだし、
このままあと一駅、次のバラナシまで行くかあ・・
と思っていると、
いきなり大きなバックパックを担いだ(おそらく)インド人に声をかけられた。

彼曰く
「この電車はここで30分くらい停車する。
僕は急いでいるからもうここで電車を降りて
ここからリキシャでバラナシに向かうけど、
君たちも一緒にどう?絶対その方が早いよ。」
と。

怪しくなさそうと判断して、
「じゃあそうします!」とお供することを急遽決断。

バタバタとその旨スイス人青年たちに伝える。
ちゃんと伝わったか自信はないけど、「じゃあ!」とここでお別れ。

なにしろその声をかけてきてくれた人が超急いでいる感じなのだ。
かなりの早歩きで、
ホームから駅の外へとすたすた歩いていく彼。

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ついていくのに必死の私たち。

歩きながら聞くと、
なんでも彼はデリー在住の韓国人専門の観光ガイドで、
今日も仕事でバラナシ集合なのだけど、
約束の時間が迫っていて急いでいるらしい。

必死で置いて行かれないようにあとを追い、
彼がさらっと交渉したリキシャに言われるがままに乗り込む。


前は運転手と誰か知らない人、後ろに私たち3人。
ぎゅうぎゅうでレッツゴー!
黄色破線
バラナシに向かうリキシャの中、
彼はのこのこ付いていた私たちに、
「僕は本当に怪しい人間ではないから大丈夫だけど、
さっきみたいにすぐインド人を信用してついていったらダメだよ」

とごもっともな忠告。

もちろんそうなのだけど、
私たちだって誰彼なしに信用してついていくわけではなく、
あきらかにあなたがまともそうだったからなのですよ!と思うが、
まあでもそりゃそうも言いたくなるわなと忠告に感謝。

韓国人旅行者は疑り深いが、日本人旅行者はすぐに人を信用する、
と耳の痛いことも言われた。

目指しているゲストハウス(一昨日ネット予約した「Kedareswar」)の名前を言うと、
だいたい近くまで行ってくれて、先に下ろしてくれた。

16時から仕事、と言っていたけど
時既に16時すぎ。大丈夫かな・・

そんなに急いでいたのに、私たちに声をかけてくれたなんて親切なお方だ。
おかげで何一つ頭を使わず、気づいたら体はバラナシにいる。

ありがとうございます。
黄色点々
バラナシはかの有名なガンジス川のある町。
旅人はだいたいこの川の近くに宿泊する。

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川沿いに町があり、町から川の方に降りると、
その岸から階段で川に降りていくことができるちょっとした広場がある。
それを「ガート」と呼ぶ。

私たちがリキシャを降りたのは
栄えているメインガートに近い場所だった。

とにかくまず川まで降り、川沿いを歩いて「Kedareswar」を探す。
しんどい・・バックパック重い・・暑い・・


10分ほど歩いたところで、「Kedareswar Gest House」発見!!

ダージリン最後の夜にメールした予約はとれているだろうか・・
ここは日本語のできるミントゥさんというオーナーがいるのが特徴。
清潔だと評判がいい。

行ってみると、ミントゥさんではない人が出てきて、
「I’m sorry , today is full…」と。ガーン・・・

ショックに打ちひしがれているとミントゥさん登場。
「予約したんです・・」と言うと
「届いていたんですけど、満室だから無理ですと返事したのですが・・すみません・・」と。
そうか・・ショック・・・。

しかし明日から3日間は空いているらしく、
「今日だけ別のところに泊まって、明日から3泊するというのはどうですか」
と提案されて、そうすることにした。
破線
しばらくロビーで休憩させてもらい、
若い男の子に案内してもらって別のホテルへ案内してもらう。

まず一軒目はあいにく満室、

そして二軒目は部屋も空いていて
「ここにします」と決まりかけたのだけど、
翌日からKedareswarに移ることを知ったオーナーが機嫌を損ね、
手のひらを返したように「No room!」と言われ、泊めてもらえなかった。
なんじゃそらー!1泊でも別にいいじゃん!!

一旦Kedareswarに戻る。
ミントゥさんに
「今から案内するところはオーナーがシルク屋などに連れて行こうかとするかもしれませんが、
行かないでください。」
と忠告されての三軒目。

なにやら暗い宿・・そして見せられた部屋は、
恐ろしい数のタバコの吸殻が落ちている世にも汚い部屋で、

でも「今から掃除するから」と言われてロビーで待つこと5分、
準備できたよ、と呼ばれる。

もう!?あのくそ汚い部屋を5分で掃除できるわけないだろーーー!!!
と思いながら見に行くと案の定床には吸殻、洗面所には誰かのヒゲ・・

しかしもうどうでもいい・・疲れきってこれ以上は動けない。
ここに泊まることにする。
こんなに衛生面で汚い部屋は初めてだ。
水色点々
部屋でふーーーーーっと一息ついていると、
いきなりドアが開いて、オーナーが顔を出し
シルク屋へのお誘いか!?と身構えると、
「もし何か食べたかったら屋上がレストランになってるから!」と。

ほお・・そうなんだ。
朝からオレオ数枚しか食べていないし、もう外へ出る元気はない。
行ってみようかと屋上へ。
意外にもちゃんとしたキッチンらしきところがある。

悩みに悩んで、チキンカレーのハーフとナンを各自1枚ずつ注文する。

おそらく鶏を買いに行っているようで、かなり待たされる。
とっぷりと日が暮れた頃、やっときた!

そのカレーがすんごくおいしそう!!いい匂い〜〜〜
ナンは、日本で食べるナンではなく、薄っぺらいチャパティのようなもの。

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カレーを一口。

おいしーーーー!!!!!
やるじゃん!!!

インドカレーはサラサラなものかと思っていたけど、
細かく刻んだ野菜をトマト味でこってりと煮込んでいて、
チキンもしっかり味がついていてやわらかく、おいしい!!!

うまいうまいと言いながら二人でがっつくも、
しばらくお休みになられていた胃はそんなに急には活動できなかったようで、
結局完食はできなかった。

しかし大満足。

コックさんにお礼を言うと、気前よくお水を無料でくれた。
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部屋に戻り、うとうとしてしまい、
何もかもそのままで寝てしまい、
深夜1時頃、1回起きて顔を洗って歯磨きをして、コンタクトをとって、再び就寝。

汚い部屋硬いベットうすい毛布・・

それでもバラナシに着けたことがとても嬉しい。
よかった・・・

28時間の大移動だった・・・。

明日からバラナシでのんびりするぞー!

移動おさらい2
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WRITER

閑香


特派員
時々旅人、時々写真家



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