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July.2015

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インド旅行旅日記
3日目 雑踏、旅の神様、寝台列車。

タイトル
  <前回までのお話>

face
インドに到着し、コルカタという街に滞在したはいいが、
人は多いし埃っぽいし、カレーは小鳥サイズだし、
早くコルカタを出たい・・ !

というわけで、
紅茶で有名な「ダージリン」の近くまで行く夜行列車の切符をゲットした私達は・・・


5分間の旅日記、はじまりま〜す!

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昨夜は疲れ果ててシャワーも浴びれず、
洗顔と歯磨きだけしてバタンキューだった。
おそらく21時前だったと思う。

本当に疲れた。一瞬で眠りの世界へ誘われた。

今日は7時頃目が覚め、しばらくベッドの上でごろごろ。
9時頃ようやく動き出し、順番にシャワーへ。
うーーめんどくさ〜〜

そろそろお気づきでしょうか。
そうです、私たち怠惰です。

シャワーはなんとか水ではなくお湯が出たが、水圧は例のごとく弱い。
でもまあ浴びれて良かったです。
入るとすっきりしてとても気持ちいいシャワー。浴びるまでがね・・

破線-たて青
またしばしごろりとして、11時頃、重い腰を上げて荷造り。
もっとのんびりしたい・・

が、コルカタはのんびりするのに不向きな街なので、一刻も早く出たい。
一刻も早く出たいが、今日乗る夜行列車は22時発で、
しかしこのホテルはチェックアウト昼の12時

空白の10時間が・・この埃っぽい街コルカタで一体何をすれば・・・

はあ・・とため息つきつき、パッキング。
12時になったのでしぶしぶチェックアウト。
バックパックを置かせてもらって外へ。暑い・・

ちなみに今は2月。それでこの暑さか・・
そして今日も相も変わらず人が多い・・

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初日に宿を探しながらこの辺りを歩いていた時に話しかけてきたインド人と
昨日もあれから2.3度会ったのだが、今日もまた会った。

といってもこちらはあんまり覚えていないのだが、
「Do you remember me?」と聞かれるので、Maybe・・・という感じ。

お昼を食べるために「香港飯店」という中華料理屋を目指す。
香港経由でインドに来たというのにもう早速中華。
でも気分的にインド料理ではないのだ。

一度店の前を素通りして、後戻りしてお店発見。
破線
チャーハンとあんかけかた焼きそばを注文。
出てきたそれらはひとまず安堵する美味しさだった。
どこへいっても漢民族の活躍には助けられる。
困った時の中華料理。

昨夜とは大違いの山盛りだ。
当然食べきれず、持参したタッパーにチャーハンだけ入れた。
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中年の日本人男性が一人で食事をされていたので、出るときに少し話す。
ガイドを一人雇って自由に旅をされているとのこと。
「インド人に日本語で話しかけられても絶対についていかないように」と釘を刺された。


店を出た瞬間、喧騒に次ぐ喧騒で圧倒される。
しんどい・・・

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昨夜泊まったホテルはwifiがなかったので、
どこかネットができるところを探そうと大通りへ。
しかしマクドナルドでもできず、その向かいの高級カフェでも無理な様。
インド・・IT大国と聞いていたのだけど・・。

結局ネットカフェを探してみるも全く見つからなかったので、
休憩がてらマクドナルドに入ることに。

へとへとの時にはスカッと糖分、スプライトを注文。
座り心地のいいソファ的な席でくつろぐ。

それにしても少し歩いただけでこんなにも疲れるコルカタとは一体・・
あまりの疲れに昨日に引き続きまたもや、うつら・・うつら・・

黄色点々 しばらくぼんやりしていたが、少し元気になってきたところで、
向かいに座っていたY子から絵しりとりのお誘いが。

Y子のガネーシャ(ヒンズー教の神様)の絵からスタート。
早速「ガネーシャ」でいいのか「ガネーシュ」でいいのか悩んだ。

しかし相手が書いている間暇なので、もう一枚回し始め、
2つの絵しりとりが二人の間をしばしば行き交った。

img019500px (※絵しりとりとは、相手の描いた絵が何か予想しながらその名称でしりとりしていくゲームです)

楽しく過ごしていると、横から若者に話しかけられる。
あまりガラもよろしくなさそうなので、英語が分からないふりをするが、
気づくと仲間達が増えてきており、めんどくさいので店を出た。

マクドナルドを出た時は元気だったのに、少し歩くとたちまちその空気の悪さと雑踏に疲弊。

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ホテルの方に向かっていると、また先ほどの彼に話しかけられ、
結構しつこいので、一旦我がホテル「GOLDEN APPLE HOTEL」に避難。

破線 しばらくロビーで休ませてもらって、再度外へ。
近所の売店で水と非常食のクッキーを買い、
Flurysというコルカタの中ではかなり綺麗そうなカフェへ。
セキュリティもしっかりしている。

スコーンと紅茶のセットを注文。(160RS=約280円)
私も別にインドまで来て優雅にアフタヌーンティーしたいわけではないのだが、
どうしてもコルカタの街が私を疲れさせ、
何かきれいで落ち着くものを求めてしまうのだ。

スコーン、あたたかくてすっごくおいしい!!

と思ったけど、冷めてから食べたら、どこかで食べた事あるこの味・・なんだっけ・・
考えたらカロリーメイトだった。
いやカロリーメイトおいしいんですけどね。

しかしこの高級カフェにも地元のインド人はわんさかいて、
インド人の一般的な水準がどこにあるか分からない。

さてFlurysでゆっくりさせてもらい、19:30頃ホテルに戻った。
荷物を引き取り、鉄道の駅(シアルダー駅)までタクシーで向かう。

窓から見る駅までの道のりは相変わらずボロボロ・・。
仕切り線みどり
到着したシアルダー駅は予想よりもずっと巨大な駅だった。
中に入ってみてさらにびっくり。

構造としては南海難波駅をご想像ください。
広いドーム型の駅にずらりとホームが並んでいる感じ。

でも広さはその2,3倍はある。ホームの数も2、3倍。
そこをものすごい数の人々が横行していて、そしてベンチなど皆無で全員地べたに座っている。
汚い・・カオス・・未体験ゾーン・・・

私たちも電車までまだ時間があるので、座れるところを探す。
しかしだいたい柱の角とかはとられている。

新聞買って敷いて座ろうかという案も出たが、
結局カバーをしているバックパックを裏向けて座ることにした。


1つ隣の柱におそらく浮浪者らしき老人が寝ており、
その老人にちょっかいをかける若者なんかもいて、最低だなと思った。
人の最低さも最高さも本当に底知れないなと思う。

そろそろ行こうか・・という時に、何者かが通りすがりにその老人に水の入った袋を投げ、
老人がずぶ濡れになり飛び起きた。
老人は激怒して犯人を探しながら怒鳴っていて、近くにいた私たちにあらぬ疑いがかかりかけたので、
恐ろしくてダッシュで退散した。

破線-たて青
さて、私たちは今から、ここコルカタのシアルダー駅から
ダージリン近くのNJP駅へ向かう「ダージリンメイル」に乗る。

その電車が止まっているらしきホームを見つけて、
車両の横をずっと歩きながらチケットに書いてある車両を探しているのだが、
電車がめーーーーーーっちゃ長い!
100mはあると思う。
map


そしてその電車がなんだか電気もついてないし、ボロいし、ホームに人もいないし、
ほんとにこれ乗るの・・?と不安になりながら歩いていると、

私たちの前からお弁当箱を片手に下げたおじさんがやってきて、
こちらが何も言っていないのに「ダージリンメイル?」と聞かれた。

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「そうです!」と言うと、
「隣のホームだよ!」と。

うぎゃ〜〜!まじですかー!!!!
危なかったーー!!

よかった〜・・!ありがとうおじさん!!!

100mほどある電車の先まで行ってから気づいたんでは手遅れだったかもしれない。
助かった。

・・・さてはおじさん、旅の神様だな。

と、ここで旅の神様の話をしよう。
旅の神様とは、旅中に時々現れては、私達のピンチを救ってくれる神様のことだ。
だいたい1回の旅で1回くらいは現れる。

神様はいつも、姿形は一般の人の姿を借りて現れる。
経験から言って、おそらく今回のおじさんは旅の神様に違いない。

ありがとうございます。

仕切り線
急いで引き返して隣のホームに行くと、
こっちには人がわんさかおり、電車もちゃんと電気がついている!
そうだよね・・

電車の座席には等級があるのだけど、
昨日チケットオフィスで勝手にとられた私たちの等級は
SL(スリープ)という下から2番目くらいの等級。

一つの車両に板の様な3段(もしくは2段)ベッドがずらりと並んでいる感じ。
もっといい等級だと鍵付き個室なんかもある。

人生初寝台列車だ!

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構造は(私の技術では)うまく描けないのですが、

左右合わせて1集団8ベッドとなっていて、
私とY子は窓に対して平行に置かれた2段ベットの上と下。

通路を挟んで、横の6人は窓に対して垂直の3段ベットが二つ。



Y子が上、私が下。
広くてちゃんと横になれるし、なかなか悪くない。

ただ、下のベッドはあまりにも通路に面していて、
寝転ぶと顔の横を人の足が通って行く感じなので、
やや危険を感じなくもない。

私達の横6人は、1人が台湾人の女の子、1人がインド人、
そして西洋人カップル×2(デンマークおしゃれカップルと、スペインゆきずりの恋カップル)
なのでわりと安全そう。

カップルそれぞれ男性陣はまずまず頼りになりそうだ。

オレンジ点々 黒い薄い布を体にかけて眠る準備。

この黒い布。
私の旅の愛用品なのだが、
元はと言えば一応パレオということで10年ほど前バリで購入した。

しかしこの布がとても便利がよく、
暑い日は日よけに、寒い日は防寒具として活躍する。
たたむとコンパクト、広げると大きく体にもかけられる。
また顔の上からすっぽりかぶれば、外からは私の顔は見えず、
私は中から外が見えるという本当に有能な代物。

さっき駅で床に座っていた時も、からまれないように顔の上からすっぽりかぶっていた。

また今日もしみじみ布の便利さを感じ入りつつ、眠りについた。

夜中少し寒くて目が覚めたけど、寝れないほどではなかったので、
リュックからネックウォーマーだけ出して再び眠った。
黄色点々
ちょうど寝転ぶと、窓ガラス越しに満月が見えて綺麗だった。
耳の下でガタンガタンと電車の進む音。

こうして寝ながら移動もできちゃうなんて、寝台列車って最高の乗り物だ。

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WRITER

閑香


特派員
時々旅人、時々写真家



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