特集記事 > 奈良県吉野郡、地域の宝を探すツアー

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June.2015

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小さな山村の新たな挑戦《OFFICE CAMP HIGASHIYOSHINO》


日差しがじりじり熱いぜ。夏だぜ。
まいど、野生児ひろせです。

「地域の宝」を求め、奈良県は吉野郡へ社会見学ツアーに乗り出したアメヒヨ特派員たち。
最後の舞台は、奈良県吉野郡東吉野村。

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前回の記事はこちら → 徳田銘木 植和紙工房


東吉野村は、天誅組が活躍したり、ニホンオオカミが日本で最後に捕獲されたなど、
どうやらマニアにはたまんない(らしい)東吉野村は、(歴史にはあまり興味が持てない野生児。。)
最寄り駅からは一番近い場所で車でだいたい約40分?くらい。
この土地もかつて林業で大盛り上がりした土地で、良質な桧が採れることで有名。
ということで、もう周りをみても山、山、山しかないこの土地。

人口もどんどん減りつつあるどこにでもある、危機的状況の中山間地域。

なので・す・が!

この地域が今、若者がガンガン移住してきているの、ご存知でしょうか?




そのきっかけをつくったのが、この人たち。

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(左)坂本大祐さん、(右)菅野大門さん


坂本さんは空間からグラフィックまで手がけるマルチデザイナー。 HP
菅野さんはプロダクトデザイナー。 HP






////////   移住は偶然、出会いは必然。   ////////



ばりばり大阪、和歌山でデザイナーをしていた坂本さんが、体調を崩したのをきっかけに、
先に住んでいた家族を頼りに約8年前に移住。

都会での働き方とは違い、
自然に囲まれ、地に足をつけた生活をしながら、仕事をする。

そんな坂本さんの生活を見て、
約1年半前に、菅野さんも移住してきました。


そんな二人が様々な偶然から東吉野村と協同でつくったこの施設。
その名も「OFFICE CAMP HIGASHIYOSHINO」。

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見て下さい!!!!ど田舎に、突然現れるイケテル感じぷんぷん……。ここは展示スペース。



築80年くらいの古い民家を改装し、
様々な人が仕事をし、コミュニティを築くスペースとして蘇らせました。


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カフェスペース




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お仕事できるスペース




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の隣は、ステキな和室の空間




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2階はなんと!本を読んだり休憩できる滞在スペースになっています!




空間のデザインは、もちろん坂本氏。
中のイケテルプロダクトはお二人で選んだそうです。



ここは休みの火・水以外なら、確実にお二人に出会えます。
行政主導の箱もの施設でなく、
訪れたら、実際暮らし、生活している二人に出会えるのはすごくポイントが高い。


今回訪問した際にも、そこに「いる」お二人に、「仕事とくらし」についてお話を伺いました。






////////   この地域で仕事を『つくる』ということ   ////////



二人ともジャンルは違いますが、「デザイナー」という手に職がある人たち。
手に職がある人が田舎に移住することは、昨今珍しくない時代になってきました。

が、この2人が数多のデザイナーと違うところは「ゆとり」。
「無理なく、自然に」東吉野でしかできないような仕事を生み出しているところ。



例えば、菅野さん考案の、展示スペースに飾っている、イスにも棚にもなるこの子。

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東吉野の桧を使って作られています。




素人目に見ると、すぐにでも販売できそうに見えますが、
菅野さん曰く「出会い待ち」のプロダクトだそうです。

”欲しい”という人と、”作りたい”という人の出会いがあって、はじめてひとつの商品ができる。

じっくり、ゆっくりたくさんの人と育てながらモノヅクリができる。
そうすることで、本当に良い商品を生み出せる。

それができるのが「東吉野」のような田舎、という話をしていました。


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みんなに見てもらい、さわってもらい、意見を聞きながら育てる。





坂本さん、菅野さんはあくまでこの土地に「暮らし」に来ている人。
流行に流されず、自分のペースで「いい」と思うものを、生み出す。

審美眼をしっかり持っている人が田舎にいるということは、
本当に素晴らしい財産だなぁ、と実感しました。






////////   これからのこと   ////////



この「OFFICE CAMP HIGASHIYOSHINO」がオープンして、やっと2ヶ月。
なのに、2人とこの土地の魅力に引き付けられ、3組の移住が決まっているそう。

移住して最後じゃない。
移住してどう生きていくか、どんなくらしが欲しいのか、
そんなことを考えさせられる取材でした。

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田舎への移住に迷っているそこのアナタ!

一度、このスーパーお兄さんたち相談しにいくことを、強くオススメします!
ゆるっといっぱいおしゃべりして、なんか楽しかったなぁ〜、となって
きっと、たくさん話をして、またこの土地に訪れたくなる、はず。

そして、ちょっとここで仕事してみたりとか、
泊まってみたりとかしたらいい。

移住は一瞬のことじゃないから、ゆっくり丁寧に決めれる環境がここにはあります。




OFFICE CAMP HIGASHIYOSHINO
営業時間:10:00~17:00
利用料金:500円
定休日:火・水曜日
定員:10名
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WRITER

ひろせ ゆうこ


編集スタッフ(水曜日担当)
野生児、ときどきデザイナー



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