特集記事 > アキノヨナガ書房

26

Oct.2015

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アキノヨナガ書房①

アキノヨナガ書房
すっかり日も短くなって一日もあっという間。
そんな夜を読書で楽しむ人も多いはず。
電車移動には本が欠かせない者から本を読む習慣がない者まで、
趣味嗜好がそれぞれ違うアメヒヨスタッフのおすすめの本をご紹介。


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ほんとにみんなこんなことを!?
トップバッターはいきなり”読書はあまりしない”派、てんがおすすめの2冊を紹介します。
本という媒体はすごーく好きなのですが、如何せん大人になっても活字を読むのが苦手。。

そんな私が唯一収集しているのが、エッセイストでもあり歌人でもある穂村弘さんの随筆シリーズ。
持ち運びやすいよう、数年のタイムラグはあっても文庫化してから買うようにしています。
この方の文章、人間味、シュールな着眼点、言葉のセンス、、説明するほど魅力が半減してしまいそうなのでうまく説明できないのですがとてもゆるくておもしろい。
(面白いという表現を使ったらおしまいなのは百も承知です。)
本が苦手な私でもどんどんイメージが広がって、自分の脳もクリエイティブになる気がするのです。

どのタイトルもはずれなしのですが、42歳(当時)独身の穂村さんが、献血、合コン、健康ランドなど人生でやり逃して来た”初体験”に挑戦する『現実入門 ―ほんとにみんなこんなことを?』(光文社文庫)はまた読みたくなってしまう。。
サブタイトルの「ほんとにみんなこんなことを?」を踏まえてツッコミを入れながら読んでほしい一冊です。

ポータブル目的で文庫版を集めていると書きましたが、穂村さんの本は電車やカフェへ持ち込むのはちと危険。
笑いをこらえるが必死なので、クククと肩を震わせて周りに不審がられながら読むことになるでしょう。
寝る前にベッドの中で読んでそのまま寝落ち、がおすすめです。

最近買ったのは『求愛瞳孔反射』。
穂村さんファンの店主が営む、大和郡山の「とほん」さん(ayaさんの紹介記事はこちら!→)で購入。

言葉とインスピレーション。
もう一冊は、夭逝の詩人・中原中也の全詩集です。
分厚い、とても分厚く800P近いボリューム!!
中也に影響を受けたミュージシャンが多いのも納得できるほど、こちらもインスピレーションの沸く一冊。
アイデアが出ないときや、精神統一(?)したいとき、適当なところでページを開く。
そこにある詩をイメージしてみる、というような読み方、、というより使い方をしています。
そこには心に沁み入るありがたいことばが書いてあるのではなく、むしろネガティブな表現も多いのですが美しい言葉に清められ、脳が活性化します。
そういう意味では、全くジャンルはちがいますが穂村さんの本と似ているのかも。。

役に立つ本ではないけれど・・
読んだからと言って直接知識を得られるわけではないですが、ライトな感覚で気が向いたときに読めるのがいいですね〜。
緊張している頭や心をやわらかくしてくれる2冊です。

WRITER

てん


編集スタッフ
カメラマン/デザイナー



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