23
Dec.2014
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生駒の聖天さん「宝山寺」を訪ねて
こんばんは!
奈良で生まれ育ったおかげか、お寺に行くとなぜか気持ちがほっとする、特派員の奈都です。
今日は、私の地元、生駒の『宝山寺』をご紹介します!
宝山寺は、江戸時代に湛海(たんかい)律師によって開かれた、真言律宗の大本山。
大本山とは、その宗派で二番目に位の高いお寺のことを言います。
(ちなみに、この真言律宗で一番位の高い総本山は、奈良市の西大寺だそうです。)
近鉄生駒駅を降りてすぐ、ケーブルカーに乗って宝山寺駅まで。
駅を降りると飛び込んでくる「観光生駒」の看板。
ちょっとひなびた感じが、なんともノスタルジックです。

表参道の階段を、息を切らせつつ登り、到着!
境内にはお寺と神社の両方があり、神様と仏様の両方が祀られています。
それで、宝山“寺”だけど、鳥居があるんですね!

こちらは本堂。仏様が祀られている、お寺の方です。
ここには本尊の不動明王が祀られています。
残念ながら、外からお姿をはっきりとは見られないのですが、境内にいるガイドさんにお写真を見せてもらうことができます。
個人的に、不動明王の隣に立っている脇侍で、頬杖をついた制多迦(セイタカ)童子さんのお顔が何とも凛々しくて好き!
こちらは聖天堂。
八棟造という、3棟の建物が前後に一体となった珍しい建物がとても格好良いのですが、
残念ながらこの日は工事中!
ここには聖天さん=大聖歓喜天が祀られています。
聖天さんは、インドの神様ガネーシャが元になっています。像の頭のお姿で有名ですね!
歓喜天像も残念ながら、秘仏となっているため見ることはできません。
聖天さんは現世利益の神様ですが、祈祷料を納め、飲酒や喫煙などの日常習慣をやめる事を誓って願掛けを行う方も多いそうです。
ただし、この誓いを守らないと良くない事がおこるかもしれず、注意が必要との事。
ちょっと厳しくて怖い神様なのだそうです…。
そして、境内入り口から見える、般若窟と呼ばれる岩壁。

ここには弥勒菩薩様が!
300年以上経った今でも美しいお姿。こんな厳しい崖に仏像があるなんて驚きです。
この岩窟では宝山寺が出来る前の8世紀に、弘法大師(空海)も修行をしていたそうです。
奥の院へ続く参道。300体のお地蔵さんが並ぶ姿は圧巻です。
ここで紹介したのはほんの一部で、まだまだ魅力的な見どころがいっぱいあります!
境内にはボランティアのガイドさんもいて、無料で案内していただけます。
今回、時間いっぱい案内してくださった成瀬さん。まだまだお話聞きたかったなあ…!
寒い中本当にありがとうございました!
あらゆる場所に、歴史や文化財がいっぱいの奈良。
ちょっと足を運んで、遠い昔に思いを馳せてみませんか。
寳山寺
〒630-0266 奈良県生駒市門前町1-1
電話 0743-73-2006 FAX 0743-74-0070
URL http://www.hozanji.com
奈良で生まれ育ったおかげか、お寺に行くとなぜか気持ちがほっとする、特派員の奈都です。
今日は、私の地元、生駒の『宝山寺』をご紹介します!
宝山寺は、江戸時代に湛海(たんかい)律師によって開かれた、真言律宗の大本山。
大本山とは、その宗派で二番目に位の高いお寺のことを言います。
(ちなみに、この真言律宗で一番位の高い総本山は、奈良市の西大寺だそうです。)
近鉄生駒駅を降りてすぐ、ケーブルカーに乗って宝山寺駅まで。

駅を降りると飛び込んでくる「観光生駒」の看板。
ちょっとひなびた感じが、なんともノスタルジックです。



境内にはお寺と神社の両方があり、神様と仏様の両方が祀られています。
それで、宝山“寺”だけど、鳥居があるんですね!

こちらは本堂。仏様が祀られている、お寺の方です。

残念ながら、外からお姿をはっきりとは見られないのですが、境内にいるガイドさんにお写真を見せてもらうことができます。
個人的に、不動明王の隣に立っている脇侍で、頬杖をついた制多迦(セイタカ)童子さんのお顔が何とも凛々しくて好き!
こちらは聖天堂。

ここには聖天さん=大聖歓喜天が祀られています。
聖天さんは、インドの神様ガネーシャが元になっています。像の頭のお姿で有名ですね!
歓喜天像も残念ながら、秘仏となっているため見ることはできません。
聖天さんは現世利益の神様ですが、祈祷料を納め、飲酒や喫煙などの日常習慣をやめる事を誓って願掛けを行う方も多いそうです。
ただし、この誓いを守らないと良くない事がおこるかもしれず、注意が必要との事。
ちょっと厳しくて怖い神様なのだそうです…。
そして、境内入り口から見える、般若窟と呼ばれる岩壁。

ここには弥勒菩薩様が!
300年以上経った今でも美しいお姿。こんな厳しい崖に仏像があるなんて驚きです。
この岩窟では宝山寺が出来る前の8世紀に、弘法大師(空海)も修行をしていたそうです。

奥の院へ続く参道。300体のお地蔵さんが並ぶ姿は圧巻です。



ここで紹介したのはほんの一部で、まだまだ魅力的な見どころがいっぱいあります!
境内にはボランティアのガイドさんもいて、無料で案内していただけます。

寒い中本当にありがとうございました!
あらゆる場所に、歴史や文化財がいっぱいの奈良。
ちょっと足を運んで、遠い昔に思いを馳せてみませんか。
寳山寺
〒630-0266 奈良県生駒市門前町1-1
電話 0743-73-2006 FAX 0743-74-0070
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