discovery Nara

17

Dec.2016

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ゆっくりと時を刻む アクセサリー材料専門店
「chiel」《生駒・宝山寺》

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こんばんは!ayaです
今夜は生駒・宝山寺にある
アクセサリー材料専門店
「chiel」のご紹介です
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宝山寺へとつづく長い長い階段の途中ー。
築80年ほどの擬洋風建築の建物を約2年かけてリフォームされたお店「chiel(シエル)」があります。
観音開きの大きな扉をきしませ、一歩足を踏み入れたとたん別世界!
息をのむような美しい空間が広がります。

にこやかに出迎えてくれたのはオーナーの森本 綾子さん。
もともとこちらが地元の森本さんにとって、この辺りは小さな頃から馴染みの場所だったそう。
ご実家から出てものの数分で見つかった現在のお店も、毎日見慣れた風景の中にあったというから偶然ではないような不思議な結びつきを感じます。


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まず扉を開けていちばんに目をひくのが所狭しと並べられたパーツの数々。
机の上や棚のビンに入ったアクセサリーのパーツはなんと3000種類以上
「パーツを手作りしてると言うと、たいていのお客さまは驚かれるんですよ。」とにっこり。
!!
こんなにも小さく繊細な細工が施されたものが、ひとりの人によって作られているなんて!
みなさんがびっくりされるのもうなずけます。


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そもそも森本さんがお店をはじめたきっかけは、キーマンとなる二人の人物に出会ったことー。
当時アパレル関係のお仕事をしていた森本さんが気になっていた会社近くのアンティークショップ。
敷居が高く感じられ、実際に勇気を出して入ったのはそれから2ヵ月も経ってのことだったそう。
恐れていた居心地の悪さはなく、なんでも聞いてくれる気さくな店主との会話は本当に楽しく時間を忘れるほど。
そんな店主と話すうちに、自分のお店が持ちたい!という思いがどんどん大きくなっていったそうです。

そしてもう一人は森本さんにとって師匠のような存在、アクセサリーの企画製造会社の社長さん。
ひとりで食べていけるまでにしてやる、と言われ毎日通ったそうです。
10年以上師弟関係だった2人の話を聞いていると、まるで親子のように感じられることも。
そんな出会いがあり支えられ、念願のお店をオープンすることになるのです。


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お話を伺いながらパーツに触れているうちに、どんな風に作られるているのか興味がわいてきます。
素材により様々な方法が用いられますが、金属でできたパーツは主にゴム型からとる鋳造という技法。
丸く厚いゴム型2枚に元となる原型をはさみ圧をかけ、その型に溶かした金属を流し込むという方法です。
言葉にすると簡単に聞こえるかもしれませんが「原型をまず作るところから」という気が遠くなるような作業。
それでも大変な工程を何でもないことのように、楽しそうに愛おしそうに話す森本さん。
いきいきしたその表情を眺めているだけで、こちらも元気をもらえるようです。


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小さなパーツの製作過程にもびっくりの連続なのですが、ショップを彩るこの空間のほとんどが手作りということに驚かされます。
なにげなく手にしたもの、目にうつるものに「それ作ったんです」との答えが!
例えばドアノブや窓の取っ手など、既製のアンティーク加工されたものはどうしても浮いてしまう。
だったら合うものを作ってしまおう、そんな発想ができるのは魔法の手を持つ森本さんだからこそ。


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普段使っているヤットコなどの道具を立ててしまえるコチラも

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□ 窓の取っ手や小さなネジにいたるまですべて森本さんの手作り。
もともとあったものの型をとり、しっくりとなじむ大きさに変えこの場所に似合うカタチを作り出す。



「chiel」ではパーツを求めて来店される方が多いのはもちろん、アクセサリー作りのレッスンも女性に大人気。(要予約)
定番のものや月ごとのレッスン、パーツを選んで自由に作れるコースなど森本さんが丁寧に教えてくれます。
素材を染料で染めるところからはじまる、こちらでしかできないようなものも。
好きな文章を刻印して作るモットーリングや、真鍮の棒をねじって作るスクリューリングは人気の定番レッスン。
この空間で教えてもらえるというのも特別感があっていいですよね。


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鋳造の際に出る粉などを避けるためには厚い布で作られたエプロンが必須。なんとスリッパも手作り!


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愛犬の特等席。ちなみに屋号は飼っている犬の名前を元につけられた造語



そして忘れてならないのが、家具職人である旦那さまの存在。
「パーツのことだけを考えて生きていきたい」と願う森本さんのアトリエを一緒につくり上げてくれた大切なパートナーです。
ショップにある什器や家具のほとんどがなんと旦那さまの製作したもの。
細かな部分まで好きなテイストを伝え続け、今ではいちばんの理解者になってくれたそう。


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□ 「おじさんのはなし」の主人公”おじさん”は家具職人である旦那さまの手彫りの作品。かわいすぎます。



「身につけるものだけでなく、その空間を飾るものはインテリアもフレグランスもすべてがアクセサリーだと思うんです。」
アンティークが飾られたテーブル、ほのかに漂う落ち着く香り、時を刻むボンボン時計の音ー。
訪れてくれた人に空間ごと楽しんでもらいたい、そんな森本さんの想いがこの場所をつくりあげてきたのかもしれません。

特別な日、私を輝かせてくれるもの。
なにげない毎日、身につけているだけで少し幸せな気持ちになれるもの。
日々が色づくあなただけのアクセサリーをぜひ探してみてくださいね。

※オープン日・レッスン日等はHPのショップカレンダーをご覧ください。


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chiel
生駒市門前町10-9
TEL:0743-25-3888
OPEN:13:00~16:00
CLOSED:sat / sun
http://chiel.jp/




WRITER

aya


編集スタッフ
主婦



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奈良のイメージ。「鹿、大仏、修学旅行??」
ちょっと待って〜!奈良って、たしかに京都に比べたらとっても素朴かも。 だけど、まだまだみんなの知らない素敵なトコロがたくさんあります。 歴史、自然、食べ物、人。 「もっと多くの人に奈良を知ってほしい!」とアメヒヨスタッフが立ち上がり、 奈良の魅力をお届けするのがこのコンテンツ。
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