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25

July.2016

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奈良山歩き 《信貴山》(朝護孫子寺)

こんばんは!奈都です。
奈良山歩きシリーズ、今夜は奈良屈指のパワースポット、信貴山(しぎさん)を歩きました。
麓にある朝護孫子寺を中心に、ご案内いたします!


信貴山
OLYMPUS DIGITAL CAMERA 奈良県生駒郡平群町に位置する信貴山。
標高は437mで、奈良百遊山の一つに選定されているお山です。

歴史が深く、『信貴山』の名前は、あの聖徳太子が名付けたとされています。
聖徳太子が物部守屋の討伐に向かう途中でこの信貴山に至り、戦勝の祈願をしたところ、毘沙門天が「寅の年、寅の日、寅の刻」に天空に現れ、必勝の秘法を授けます。
聖徳太子はそのご加護により勝利。太子が「信ずべし、貴ぶべし山」と言ったことに由来するそうです。

それ以来、信貴山の毘沙門天王は寅に縁のある神として信仰され、現在もたくさんの人が訪れています。


また、山の中腹には「朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)」があります。
平安時代、信貴山で修行をしていた命蓮上人が、醍醐天皇の病気を毘沙門天王に祈願して治したことから、天皇より朝廟安穏・守護国土・子孫長久の祈願所として「朝護孫子寺」の勅号を賜ります。

命蓮上人は、有名な「信貴山縁起絵巻」に登場する僧侶。
信貴山縁起絵巻は、国宝に指定されており、「源氏物語絵巻」「鳥獣人物戯画」「伴大納言絵詞」と並ぶ、四代絵巻物の一つ。
「鳥獣人物戯画」とともに、日本の漫画文化の源流とも言われています。歴史の教科書で見た方もきっと多いはず!



歴史あり、見どころたくさんの信貴山。
特に朝護孫子寺は、普通のお寺とはひと味違う、楽しいスポットがたくさんあります。
そんな朝護孫子寺から、信貴山の頂上を目指して歩いてみました。
結構な距離を歩くので、ぜひスニーカーなどの歩きやすい靴で参りましょう!




朝護孫子寺の境内へ
OLYMPUS DIGITAL CAMERA 大門池に掛かる橋を渡って境内に向かいます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA まず目に飛び込んでくるのがこの大虎!
「世界一福虎」といわれる、6mもある張子の虎です。



OLYMPUS DIGITAL CAMERA 風を受けて動く姿がなんともユニーク。記念撮影のスポットですね!



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他にも、お寺の中には至る所に虎が。ぜひ探してみてくださいね!




千手院
大虎のいた場所から赤門をくぐると、右手に見えてくるのが千手院OLYMPUS DIGITAL CAMERA 千手院は、信貴山の中でも最古のお寺。こちらは十一面観音を祀っている観音堂。
護摩堂では、約千年前に命蓮上人が開壇してから毎朝、護摩を焚いて祈祷をされています。
また、鉄鉢料理がいただける宿坊があり、宿泊もできます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 観音堂で出会った「にゃん徳太子(?)」さん。


「銭亀さん」がまつられていることで有名な銭亀堂も、千手院内にあります。
ここには日本で唯一の金運招福の神で、毘沙門天王の使いである「銭亀善神」が祀られています。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA 銭亀善神に願掛けする場合は、授与所で金運招福銭亀御守と壱億円札が入ったこの「銭亀御守のセット」を購入します。
このセットと自分のお財布を、堂内にある石臼に乗せて、時計回りにまわしながらお祈りをすると、お金のまわりが良くなるそうです!




本堂
OLYMPUS DIGITAL CAMERA 毘沙門天王がまつられている本堂。
ここから斑鳩方面の山や町並を一望することができます。ご来光もここから見ることができるそう。
早朝のお参りも、気持ちが良さそうですね。



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本堂にお参りしたらぜひ「戒壇巡り」を!
OLYMPUS DIGITAL CAMERA 本道の真下にある真っ暗闇の道を進んでいき、祀られている十二支守護本尊にお参りをします。
さらに進むと、鉄の錠があり、それに触れてお参りをすると、心願成就のご利益があるそう。
回廊は本当に真っ暗で不安になりますが、闇の中を歩いていると、不思議と落ち着く感覚も…。

十二支守護本尊は、干支によって異なります。自分の干支の十二支守護本尊を確認してからお参りしましょう!




信貴山の頂上へ!
境内から更に山頂を目指します。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA 祭壇に大日如来が祀られている「多宝堂」。


OLYMPUS DIGITAL CAMERA ずらりと並ぶ鳥居が美しい。


OLYMPUS DIGITAL CAMERA 道が徐々に険しくなってきます。


OLYMPUS DIGITAL CAMERA 頂上までの道のりにある「信貴山城跡」。
戦国武将の松永秀久が築いた事で有名な「信貴山城」の跡地が頂上付近にあります。
織田信長に使えていた松永久秀ですが、謀反を起こして篭城し、織田軍に攻め込まれて滅亡。信貴山城は廃城となってしまいます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 歴史好きなら訪れておきたい場所!


更に登り、空鉢護法堂に到着。ここからの眺めも絶景。
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OLYMPUS DIGITAL CAMERA 二上山、葛城山、金剛山、吉野山が望めます。
山頂までの道のりはなかなかにハードですが、ぜひ登ってみていただきたいです。



OLYMPUS DIGITAL CAMERA 山頂に到着。お疲れさまでした!
程よい疲労感が心地よいです。



玉蔵院
OLYMPUS DIGITAL CAMERA 頂上を降りても、まだまだ見どころがたくさん!
こちらは日本一大地蔵尊のある玉蔵院。
総丈14.54メートルのとても大きなお地蔵様で、本堂の舞台上からも、そのお姿がはっきり見えます。

玉蔵院では「僧尼僧体験」も受けることができます。
1泊2日の間に食事作法、読経と祈祷や写経、境内の清掃の作務などの体験ができるそう。1日日帰りコースもあります。
中には「百八礼」という、スクワットを108回…という厳しいメニューもあるそうです…!
しっかり体力をつけて、一度体験してみたいものです!

千手院と同様、こちらも宿坊で泊まる事ができます。




開山堂
OLYMPUS DIGITAL CAMERA 玉蔵院から下って開山堂へ。

ここには、聖徳太子、弘法大師、命蓮上人、歓算上人の像が安置されています。
この四人の像とともに、四国八十八ヶ所の本尊も埋め込まれるように祀られています。

そしてお堂の内縁には、八十八カ所各寺のお砂が石の下に敷かれていて、その上をお経を唱えて歩き、お札とお賽銭を納めていくと 四国霊場巡りのご利益がある、というありがたい場所。

お遍路で廻ることのできない忙しい人も、ここでお参りすることで四国八十八ヶ所巡りの体験ができるんですね!
また、実際にお遍路で八十八カ所を巡って来た方が、こちらに再びお参りに来られる事も多いのだそうです。

ゆっくりとお砂踏みをしながらお参りをすると、心が洗われるようです。



さまざまな体験ができて、見どころも満載な、まさにワンダーランドとも言える信貴山。
今回、ご紹介したのはほんの一部ですので、ぜひ実際に足を運んで体験してくださいね。


OLYMPUS DIGITAL CAMERA ナナツモリで販売中の「OYAMAFFIN(オヤマフィン)」片手にお出かけも楽しいです◎
信貴山をバックに、信貴山マフィンをイタダキます!





最後に、かわいい虎のお土産をご紹介!
OLYMPUS DIGITAL CAMERA (左から ミニ張子の虎、交通安全の虎の鈴、首振り虎キーホルダー)



信貴山朝護孫子寺
・住所: 奈良県生駒郡平群町信貴山2280-1
・アクセス:(公共機関)近鉄 信貴山下駅からバスで10分
      信貴山バス停から徒歩で10分
      (車)西名阪自動車道 法隆寺ICから車で30分
      第二阪奈道路 小瀬出口から車で30分
・公式サイトURL:http://www.sigisan.or.jp/

WRITER

奈都


編集スタッフ



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奈良のイメージ。「鹿、大仏、修学旅行??」
ちょっと待って〜!奈良って、たしかに京都に比べたらとっても素朴かも。 だけど、まだまだみんなの知らない素敵なトコロがたくさんあります。 歴史、自然、食べ物、人。 「もっと多くの人に奈良を知ってほしい!」とアメヒヨスタッフが立ち上がり、 奈良の魅力をお届けするのがこのコンテンツ。
「奈良、再発見!」がミッションです。

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