discovery Nara

13

Apr.2015

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素朴な写真美術館でのんびりと。

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こんばんは!明日香です。

4月に入ってからお天気がハッキリしない日が続きますね。
どんより曇っているけれど今日は何をしようかなぁ、とお悩みの皆様。
奈良市にある写真美術館でのんびりしてみるのはいかがでしょうか?

今夜は「入江泰吉記念 奈良市写真美術館」のご紹介です。


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新薬師寺のすぐ近く。
のどかな風景が広がる高畑の雰囲気を害うことなく、
現れる西日本初の写真専門の美術館。
それが「入江泰吉記念 奈良市写真美術館」。

入江泰吉さんは、奈良を愛しその風物を撮り続けた昭和時代の写真家。
大和路の風景、仏像、行事などの写真で高い評価を受けた方です。

生前入江泰吉の全作品と愛蔵品を寄贈されていた奈良市が写真美術館を建設し、
「奈良市写真美術館」として奈良市高畑町に開館しました。

というわけで、展示会のほとんどは入江作品がメイン。
随時テーマを替えて企画展を開催し公開しています。

訪れる前は「個人の美術館」というざっくりとした印象があったため、
あまり建物などに期待をしていなかったのですが、
実際に訪れてみると良い意味で全く想像とちがいました。



黒川紀章氏設計のモダンな建物


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「平屋の小さめの美術館」という勝手な想像と異なり、
実物の写真美術館は玄関ロビー以外がすべて地下に埋め込まれています。
これは、新薬師寺とその周辺の田園風景を守るためだそうです。

大山崎山荘美術館の新館や、地中美術館を見た時、とても感動しましたが、
こんな近くで同じように素敵な建物があるとは、と驚きでした。

瓦葺きの屋根は「これぞ奈良」という風情ですが、
外壁は全てガラス張りになっています。

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館内へ入ると、航空機の翼をイメージしたとういう金属張りのモダンな造り。
建物の周囲を取り囲むように池が作られ、
ガラス越しに水面がキラキラしているのが見えます。

1Fはエントランスとカフェのみのスペースとなっていますので、
展示を見るには大きな階段でB1Fへ。

こちらの階段の正面には杉本健吉による陶壁「華精」が展示されています。
画家の杉本健吉は入江泰吉にとって、良きライバルであり無二の親友でもあったそうです。



B1Fのおススメは資料閲覧室!

B1Fの展示スペースはとてもシンプルなつくりです。
あまり広くありませんが、入江泰吉の美しい大和路の風景をじっくり見るには
ちょうどいい空間だと思います。

この階には他にも、「ハイビジョン室」「記念室」などがあり、
中でも私がおススメしたいのが「資料閲覧室」。

写真に関する様々な資料や写真集をはじめ、
歴史・仏像や花などに関する資料が、5000冊以上おいてあります。
また、写真関連雑誌の最新号をそろえているので、最新の情報収集もできちゃうのです。

たくさんの写真集をゆっくり見れる場所はなかなかないので、
写真に興味がある方にとっては貴重な場所です。


全体的に美術館の規模としては小さいですが、
ゆっくりのんびり自分なりの楽しみ方を見つけるのも楽しいと思います。

もし雨が降っていなければその後は高まった写真欲の赴くままに、
高畑界隈の散策に出るのもおすすめですよ。



奈良の新観光名所・入江泰吉旧居

ちなみに今年の3月から奈良市水門町にある入江泰吉生前のお住まいが
「入江泰吉旧居」として開館しています。

私もまだ行けていないのですが、
あえて写真展示スペースなどは設けず、生前に入江夫妻が過ごした空間が
ほぼそのままの形で残されているとのことで、
写真家入江泰吉をより身近に感じることができそうです。
こちらもぜひ合わせてお楽しみください。


入江泰吉氏の美しい写真、
黒川紀章氏の素敵な建物、
そして素朴な高畑の風景。
皆様もぜひ一度訪ねてみてくださいね。


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入江泰吉記念奈良市写真美術館
〒630-8301 奈良県奈良市高畑町600−1
【休館日】月曜日(但し、5月4日は開館)、4月30日(木)、5月7日(木)
一般500円/高校・大学生200円/小・中学生100円/団体(20名)2割引き

入江泰吉旧居
 〒630-8208 奈良市水門町49番地の2
 0742-27-1689
[開館時間]午前9時半~午後5時(入館は午後4時半まで)
[休館日]月曜日(その日が休日に当たるときは、もっとも近い平日)
     休日の翌日(その日が日曜日、土曜日及び休日に当たるときを除く)
個人200円・団体(20名以上)100円

WRITER

明日香


副編集長
カフェナナツモリオーナー



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奈良のイメージ。「鹿、大仏、修学旅行??」
ちょっと待って〜!奈良って、たしかに京都に比べたらとっても素朴かも。 だけど、まだまだみんなの知らない素敵なトコロがたくさんあります。 歴史、自然、食べ物、人。 「もっと多くの人に奈良を知ってほしい!」とアメヒヨスタッフが立ち上がり、 奈良の魅力をお届けするのがこのコンテンツ。
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