家とコミュニケーション

04

Dec.2014

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001 大きな窓に一面の緑。生駒のK様邸

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私達は毎日家路につきます。
私は私の家へ。
あの人はあの人の家へ。
帰れば見慣れたいつもの我が家。
でも今日はほんの少し寄り道です。

素敵なあの人についていって、
どんなおうちがその人を待っているのか、
ちょこっと見せてもらいます。

新しい家、古い家、おしゃれな家、ホッとする家。
家と人とのコミュニケーション。
いったいどんなくらしが見えてくるのでしょう。

この家のここが素敵!
ここは私の家でも取り入れられるかも。

そんな風に思ったら、今度はあなたが家とコミュニケーションする番。
さあ、寄り道を切り上げて、自分のおうちにただいまを。


□家とコミュニケーションでは様々な素敵なおうち、そしてそこでの暮らしを拝見しご紹介していきます。
□記事は家主の方にお伺いした内容を基に作成していますので、記事内に出てくる物の価格、
名称などは変更している場合がございます。





001 大きな窓に一面の緑。こだわりぬいた生駒のK様邸

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記念すべき「家とコミュニケーション」第1回目は、奈良県生駒市にあるK様邸。

生駒市は奈良県北西部に位置する市。
生駒聖天・宝山寺の門前町として発展しました。
現在は大阪や奈良のベッドタウンとして知られ、
県外就業率が50%以上という高い比率。

今回ご紹介するおうちの家主・K様も大阪にお勤めです。
そのためそもそも家の購入を考え始めた時は、大阪での購入を考えていました。
建て売りなどではなく、建築家に建ててもらうことを決めていたK様。
そこでまず始まったのが土地探し。

最初は大阪市内や東大阪で探したましたが、なかなかピンと来るところに巡り会えず。
ところが思い切って山を越えてみたら、魅力的なところばかり!
探している間に、緑を見ながら住みたい、と言う思いが強くなっていたK様にとって
生駒はぴったりのところでした。

そして1年半かけて巡り会ったのが現在の土地。
そこには求めていた景色が広がっていました。

今回は理想の土地を探し当てたK様が建てた、
こだわりがたっぷりつまったおうちをご紹介します。

ちなみにK様におうちの特徴を4つ、箇条書きで書くとすると、とお伺いしたところ、


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だそうです。
白くて、小さくて、窓が大きくて、扉のないおうち。
早速寄り道してみましょう。


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見晴らしのいい高台に建つK様邸。

玄関とは反対側からみるとこんな感じ。
大きな窓と年月を経て味が出てきた天然の木材がとても印象的です。
K様邸は築9年。設計は神戸にある林敬一建築設計事務所の林敬一さん。
面会の際、ご夫妻ともに一目惚れしたそうです。

間取りは玄関のある2Fにリビングとキッチン。
1Fにバスルーム、フリールーム、ベッドルーム。
フリールームの下は大きな床下収納となっています。

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現在はご夫婦2人と息子さんの計3人家族。
ミニマムなスペースですが、作り付けの家具などできっちり計算され尽くした室内は
驚くほど開放感があります。

それではおうちの中へ。

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玄関を入るとすぐにコンパクトながら使い勝手のよいキッチン。
シンプルで洗練されたキッチンにケメックスのコーヒーメーカーがよく合います。

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2Fのリビングダイニングはご家族が1日の大半を過ごす場所。
食事を作って、食べて、テレビを観て、お子様が遊んで。
ダイニングはワークスペースとしても活用しています。
写真が趣味の奥様が画像の編集をしたり、お子様が勉強をしたり。

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ゆっくりくつろぐ時にはその先にあるリビングへ。
2.3m×2.8mの大きな窓から温かく柔らかな光が差し込みます。

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階段を下りて1階へ。

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まずは作り付けのクローゼットがあるフリールーム。
ついつい散らかってしまいがちなお洋服も、きれいに片付いていて美しいの一言。

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ちなみにおうちで一番こだわった所をお伺いしてみると「床の板」とのこと。

「能登ヒバが良かったのですが予算的にスギしか無理だと言われて…
でも見積がでたらいけそうな気がして、思い切ってヒバにしました。
希望がかなって、ほんとにうれしかったです」

家を建てる際にはついついデザインや機能に目がいきがちですが、
床はおうちの中で一番自分と接する部分。
そこにこだわったことで心から気持ちよく毎日を過ごすことができるんですね。

お部屋の奥にはガラスの壁が印象的なバスルーム。

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ベッドルームは小さな階段を降りたところ。
こちらに置いてあるベッドも設計士さんと一緒に作ったものなので、この空間にぴったりのサイズです。
もちろんここからも窓の外には一面の緑。

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フリールームの下は大容量の床下収納になっています。
ベッドルームから入るこのスペースは、大きな荷物やストック品などの収納スペースの他、
息子さんのお友達が来た時の遊び場にも?!

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K様邸は、クローゼット、食器棚、その他収納一式、全て作り付けの家具が使用されています。
最初から元々持っていた荷物が全部収納できるように設計してもらったそうです。
奥様曰く、すでにご結婚した時点で旦那様に
「家具はいつか家と一緒に作ってもらうからいらない」と言われ、手ぶらでお嫁入りしたそう!
作り付けの家具は、統一感、すっきり感があるので、
作ってもらってほんとによかった、と今でも大満足だそうです。


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はじめにお伺いしていたように、ほとんどとびらのない間取り。
素晴らしい開放感と各部屋をフレキシブルに利用できるはこのおかげでもあります。
けれどこの先プライバシーの問題なども出てきそう…。
お子様が大きくなるにつれてこの家での暮らし方は変わっていくかお伺いしました。

「変わると思います。でも、どう変わるか、どうするかは全くノープランです。
息子が自分の部屋がほしいと言ったり、何か不具合が出たそのときに考えようと思います。
でも、その変化もまた、楽しんでいきたいです!」

なるほど。
初めからきたる時に備えていくつもの可能性をつぶすのではなく、
その都度その時の状況に合わせていけばいいのですね。
そしてそれを楽しんでいきたいというお考えにとても感激しました。


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実際に住んだ時を想像しての妥協しない土地探し、
初めから考え尽くされた作り付けの家具類、
家にきちんと合う「物」のセレクト。

このおうちが9年経ってもこんなに美しいのは、そんな計画性があったから。

けれどその反面、
これから起こることは起こってから考えよう、
どんなことでも楽しんで受け入れよう、
という柔軟性も持ち合わせて家作りをすることで、
計画とは違ったことが起きたとしても笑って向き合うことができる。

そんな風に作られた家。

ご自身の家に満足してますか?の問いかけに対して、

「自分たちが住みたい家に住めて、大満足です。死ぬまで住みます」

とニッコリ。

これからもゆるやかに変化していくご家族と家を、
窓の外の自然はそっと暖かく見守ってくれます。


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【date】
築年数 9年
構造 木造軸組工法
敷地面積 128.41㎡(38.91坪)
床面積 72.86㎡(22.08坪)
1階 36.43㎡(11.04坪)
2階 36.43㎡(11.04坪)

WRITER

明日香


副編集長
カフェナナツモリオーナー



家とコミュニケーション

家にはそれぞれ性格があります。
家は住む人をとってもよく表しています。
家とコミュニケーションは、いわゆる「お宅訪問」のコンテンツになりますが、家や間取りを紹介してゆくだけではなく、住む人が家をどのように捉えて関わっているのかにスポットをあてています。《家はすなわち人》あなたにとって家(もしくは居住空間)ってどんな存在ですか??

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